2010年10月29日金曜日

折原文化展に参加します

こんにちわ。
さすがに寒くなってきましたね。
柚子も黄色く色づいてきました。

さて
10月30日、31日と開催する折原文化展に出品します。

本当は先日採れた
地元の粘土で作った作品を出品できれば最高だったんですけれどね。
じつはまだテストピースの乾燥段階です。
今日は天気が良かったので作品を天日干し。
「やっと素焼きができるな~^^」と言う状態なんです。

実際、作品作りも少しずつやっていたんですが
出来の良いのはお世話になった方に配っちゃったりしてるので
手元に出品するような作品が・・・ってことで
益子時代の作品から見繕って出品することになりました。
と言ってもですね、
こちらの益子時代の作品も実家に帰ったときに
親戚の人たちに良いのを持っていってもらったので
今の自分から見ていいなぁと思えるのは数えるほどしかない…^^;

まぁ、自分の作風はかなり地味なので
こんな小さいとは言え文化展に出すような感じではないんですけどね。
先日、寄居絵画展で見た作品には
素人とは思えない作品が多くて素晴らしいなぁと感嘆しました。
こんな作品を出したら笑われちゃうかな~と思ってしまう…^^;
ま、好みだから仕方ない。

どうも自分は骨董の世界から入った陶芸なので
派手な感じはあまり好きじゃないんですよね。
むしろ普通商品にならないようなヒビの入ったのとか
使い辛くても雰囲気がいいものとか大好きです。

あと個人的には
陶芸を好きじゃない人、手作りの器に興味があまり無い人、
ん~、分かりやすく言うと「器なんか100円ショップで十分だ!」なんて言う人ですね、
そういう人が買いたくなるような作品を作りたいと言うか・・・
(うちの実家の両親がそんな人ですw)

そうなると手間隙掛けた陶芸家の作品は
それは見ても素晴らしい物だと思うんですが
手間が掛かってる、貴重な原料を使ってるだけあって
一つ一つの作品が高価な物になってしまう。
陶芸好き、器好きの人だったら迷わず買うんでしょうけど。

手頃な値段で提供することを考えると
どうしても骨董のような地味な作品になってしまうんですよね。
と言っても、経年変化を伴わない作品だから
骨董のような作品になってるかどうかは難しいですが^^;

仁清のような上手でキレイな作品は
素晴らしいのは分かるけれど
求めるものとは違うと言う感じですね。
でもこういう作品だったら展示会に出すにはいいんだろうなぁ。

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こちらに越してきてから初めてなので
自分の作品がどのように見られるかで
この辺りの地元の人たちの価値観と言うか
そういうのが分かったらきっと面白いかな~と思ってます。
この辺の地元の人たちって
昔からの土地を代々守ってきた人たちでしょうから。

千利休を抱え込んでいた秀吉、
その秀吉から滅ぼされた北条氏の土地の人たちが
茶器ではなくても器に対して
どのような思いを持っているか
すごく興味があるんですよね。
別に馬鹿にしてるわけではありません。
純粋に興味があるんです。
まぁ、もうずいぶんと時代が違うから
こういう事は考えてるだけ無駄かもしれないですねw

話しが変な方向に行ってしまいました。

10月末といえば
益子陶器市の時期でもありますね。
各地でいろんな催し物があるんでしょうし、
あいにく天気も悪くなるみたいなので
ちょっと残念ですね。

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第20回 折原文化展

開催日時:2010年10月30日(土)~10月31日(日)の二日間
開催場所:折原小学校体育館
埼玉県大里郡寄居町立原385
TEL:048-581-0328
その他:お茶席 30日、31日 10時から14時まで
包丁研ぎ、まな板削り、住宅相談 31日 9時30分~11時30分まで受付

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