2016年4月27日水曜日

第17回「妻沼手づくり市」に参加しました

こんにちわ。
2016年4月23日、24日に妻沼手づくり市が開催されました。



こうやって寄居から離れてのフリマ参加は5年ぶり。

教室のお客さんの作品仕上げの工程は支障なく進めつつ、自分自身の新しい作品を出品したい…。
そんなこんなで窯がフル稼働だったので、窯のスケジュールに合わせて生きてました。
その合間にテント設営予想図を思い描きながら、フライヤーの見直し&印刷、そして荷造り…。
更には三毛猫お母さんの我儘に付き合っては、茶トラ君のご機嫌取りで寝不足に次ぐ寝不足…と言う感じで…。
滅多にしない屋外活動なので、準備に追われる日々でした^^;

一日目



場所は歓喜院に向かう通りの旧錦浴場の横。
ここは道路から一段下がるので、これをどう克服して作品を展示するかが一番の問題でした。
昨年春にお客として視察に来た時には、この段差を降りてまで見る気持ちがちっとも湧きませんでしたから…。
小さな石でも無理やり積み上げてテーブルの足場を作り、かなり強引でしたが何とか見て貰えるような形になりました。



本が多い^^;
今回は焼き物と益子に関した本と、地震で大変な思いをしている熊本大分に関した本をチョイス。
益子町の情報誌「ミチカケ」5号と6号、山田芳裕さんの「へうげもの」1巻と細川さんが出てくる2巻と加藤清正が熊本城を完成させる場面が載ってる17巻、熊本で没する宮本武蔵の漫画を描いてる井上雄彦さんの「バカボンド」関連雑誌、d Design Travelの大分県の号。
本に天日干しは良くないと思いながらも、隠居窯らしさを表現するには欠かせないな、と。

作品は焼きたてほやほやが多いので値段も全然付けてないし、研磨しないとダメなのもしてないしで、開始早々から来て頂いたお客さんには申し訳なかったです。
私の作品は本当に地味渋な感じですが、興味を示してくれている皆さんとお話ししていると立ちっぱなしの疲れを忘れるくらい楽しかったです。
生徒さんが何人も来てくれて、久々の再会もあり…。
そして結構真剣に上達したくて本格的な環境を求めてる人がいて嬉しかったです。

二日目


朝は会場へ向かっている途中の熊谷で結構な雨が降っていて、予報を信じて雨対策を全くしなかったのでどうなる事かと思いました。
でも妻沼に着くと、いつ雨が降り出してもおかしくないぐらい曇ってましたが、雨は止んでいて良かった。


場所の具合も把握できたので、薪ストーブの燃料の廃材で足場を整えて、展示レイアウトがすっきりと変わりました。
後ろのタンスには非売品の作品を置きましたが、興味を示してくれた方も多く、制作時の想いも存分に語らせて頂きました。

その中から一つ紹介。

今回の傑作「古墳と勾玉のマグカップ」
さきたま古墳群を始め縄文・弥生・古墳時代を勉強し、遠い日本のご先祖様に敬意を表して作ってみました。
鉄瓶のような肌と赤い釉薬むらが最高です。思わず自賛の言葉が漏れるぐらい^^
この古墳のモデルは埼玉・武蔵国の最大の前方後円墳「二子山古墳」。
正確を期すため第一次資料からデザインし、地球の北向きに合わせたので斜めになってます。


裏側に彫る紋様は随分と悩んだけど勾玉を。
もちろん八尺瓊勾玉をモデルにしたいけど叶わぬ夢…。
当初の制作目的を顧みて、血統の繋がり・生命の象徴と見立てた初期の胎児(正式には胎芽と言うもよう)をイメージ。
柔らかくて温めたくて守りたくなるような形にしてみました。

本当は量産して販売したかったのですが、時間の関係上焼きあがったのはこれ一つだけ。
また時間と気力があれば作りたいな。


話は戻りますが、やはり手仕事の作品はイイですね。
たくさんの手作り作家さんの作品が非常に気になりました。
ただ、エリアも広いし、自分のお店も気になってやはりなかなか無理ですね。

私の焼き物を買い求めて頂いた皆さん、壊れるその時まで使って頂けたら嬉しい限りです。
そうそう、焼きあがったばかりの作品がほとんどで特に吸水性がありますので、少々面倒ですが米のとぎ汁で煮ると、より良い状態で使えますよ。

そして陶芸に興味を持ってくれた皆さん、隠居窯の陶芸体験は陶芸家と同じ作業をしてもらいますので少々大変ですが、より本来の楽しさが味わえますので挑戦して貰えたら嬉しいです。

たくさんの人と出会えてたくさんお話できて、本当に貴重な時間を過ごさせて頂きました。
会場に来て頂いた皆さん、参加された作家の皆さん、そして関係者の皆さん、ありがとうございました。

「おわりの会」という名の閉会式が終わって、関係者参加者に振舞ってた豚汁をいただき、疲れた体に栄養補給。
わずか一個のおやつでも、小さくても一杯の豚汁を、関係者みんなに漏れなく振舞ってる事、とても感心致しました。


最後はお世話になったさわたさんのところで残り物で良いから何か買おうかと思ったら、東北生まれにはちょっと嬉しい、ずんだ餡の黒米大福があって迷わず購入。
帰ってきてから自分の為だけに最高の珈琲をドリップして一緒に頂きました。
二日間、本当にお疲れ様。

秋は小川町の陶芸講座の窯焼き作業が入っていたような…。
でも俺は居なくても良かったんだっけかな…。
今の時点ではちょっと参加は微妙ですが、機会があればまた。

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第17回 妻沼手づくり市

会期平成28年4月23日(土)~24日(日)
時間9:00~15:30
会場聖天様縁結び通り
埼玉県熊谷市妻沼・聖天様縁結び通り界隈

掲載ページ:
熊谷妻沼手づくり市ホームページ
フライヤー:

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