2017年1月9日月曜日

窯を修理しております

こんにちわ。

隠居窯のメインで稼動している電気窯を3年振りに修理することになりました。


昨年12月上旬の話です。
3年前にお願いした業者Fにまた依頼するために電話をしました。
私「師走の忙しい時期に申し訳ないんですが、電気窯の修理お願いできますか?」
私「前回も確か3年前の12月で大変だったと思いますが大丈夫でしょうか?」
F「本当にできるかどうかは分かりませんが、年内に修理が終わるように努力します」という嬉しい言葉を頂きました。
それならと翌日に窯を車に積み、持ち込みました。

年内に修理が終わってくれれば正月なんか休まずがんがん焼けばいいし、お客さんの作品の仕上がりがたいして遅れずにすむなぁと思っていました。
しかし、それから待てども見積り金額の連絡もなく…。

作業内容も交換する電熱線も前回と同じですからだいたいの金額は想像はついてます。
それでも見積もりの連絡なしに修理はしないだろうなと思いつつ、でもだいたいの金額をお互い把握している以上、先に始めて少しでも早く終わらせてから連絡してくれるのかなぁ、なんても思ってました。
でも明後日の12月29日には業者F自体が年末年始の休みに入るはず…。
痺れを切らして電話してみました。

私「年内終わらせるよう努力しますということでしたが今どんな状況ですか?」
私「努力目標だから終わらなければそれはそれで仕方ないんですが、終わらないのなら終わりませんと教えて欲しいです」と伝えました。
そして所長からの折り返し連絡で、 Uピンを抜き、炉壁が崩れないことを確認したと説明を受けました。 これで炉壁に使ってるレンガを発注しなくて済むことが分かったわけで、つまりまだ何も作業が進んでないことが分かりました…。
正確な見積り金額、見積り書類すらできてなかったので、預けてから2週間以上、全く手付かずで放置ですよね、これ。
正直なところ、空を見上げて呆然としてしまいました。

話の続きはありますが、ここで今までの話しちょっと横に置きまして…。



隠居窯には譲っていただいた少し大きな電気窯があります。
電気契約の料金アップと電気工事が必要なために踏ん切りが付かず工房に飾ってあった窯です。
昨年嬉しいことに陶芸をされてる電気工事士Iさんが隠居窯HPを見て遊びに来られました。
この方は妻沼で陶芸クラブに参加しつつも自宅に工房を構え、その中で電気窯を稼動させて陶芸をしているとのお話。
陶芸の知識のあるこの方に電気工事をお願いしたいなぁと思い、妻沼の公民館で秋に開催される陶芸展に出品するとの話を聞いていたので足を運びました。
電話連絡もできるようになり電気工事を依頼しました。
快く承諾してくれて、事前打ち合わせとしてすぐに隠居窯にも来てくれて工事に関する詳しいお話、電力計算など教えてくれました。

ただ、
I「孫の運動会などがあるからすぐには無理だよ」と言われたので
私「もちろんそこまで急かすつもりはありませんよ」と伝えました。
また
I「若いし頑張ってるし無料でやってやるよ」と言ってきたので、これはまずいと
私「いやいや、気持ちは嬉しいですが仕事として依頼しますから料金見積もってください」と言ったのですが
I「いや大丈夫だよ。材料も余ってる物でやるから」なんて返ってきたので
私「それはダメですよ。もちろん払えない程の金額じゃ無理ですけど、ちゃんと料金見積もってください!」と強く言いました。

そして、この時に感じた悪い予感がやはり当たってしまいました。

それから待てども連絡はなく…3ヶ月が経とうとしてました。
さすがに痺れを切らして電話しました。
私「最近元気にされてますか?お仕事の状況はどうですか?」と。
I「貰い事故に遭ってしまって車を修理していて代車では材料を持って行けない」との事。
私「もし来れそうになければ来れないで構いませんから、遠慮なく言ってください。その場合は他に頼める人を探しますから」と伝えました。
I「12月には終わる予定で、その後にすぐ行くから」

で、いつ来るのかなぁと待ちつづけて12月27日です。
そう!先の電気窯の修理が全くの放置が判明した日です。
もう今日は嫌なことはまとめて受けるつもりで、しつこいと思われても仕方がない。
もやもやした気分のままの年越しにはしないように…と、電話しました。

I「車は直った」との事。
I「もう年末だから年が明けたら行きますから」と。
日にちを決めずに先送りしたような言い回しが、人生経験上、何となく嫌な予感がしたのではっきり言いました。
私「私は陶芸を知ってて電気工事士さんのあなただからお願いしたんですよ」と。
私「大丈夫ですか?もしやれないと考えているんだったら、やれないで構いませんから、やれなければ他の人を探しますから遠慮なく言ってください」これ前も聞いたけど再確認で聞いてみました。
私「こちらは信頼してすぐに電気契約を変えたのにそれからただ4ヶ月も待ってる状況で、やると言っててやらないのは困ります」
私「ずっと生殺し状態で放置されてると信じたいと思っていても信じれなくなりますよ」
まぁ、だいたいこんな事を言いましたよ。
そして返ってきた返事が
I「やるよ」と。
I「こんな特殊なケースの電気工事やってくれる人なんて、他に誰もいないよ」と。
I「他に探そうったって、そう簡単には探せないよ」と。
で、
私「他にいないって言ったって、やるって言ってる人がやらないんだったら同じじゃないですか(苦笑」と言っちゃいましたよ。

年が明けました。2017年です。
1月8日、来てくれました。

私「今年もよろしくお願いします」
私「それで工事はいつ頃始めれそうですか?」と。
返ってきた言葉が
I「工事して何かあったら責任取れないから他の本職の人に頼んでくれる?」と。
思考停止。唖然です。

I「このケースは市販されてる窯の改造だから」と。
私「いやいや、この窯は元々こういう設計されてる窯で改造でも何でもないんですよ」
私「ブレーカーから線を引っ張ってきて窯専用のコンセントを壁に付けてもらうだけで良いんですよ」
I「配線に使える電線あげるし、やり方も教えるから、あなた自分でやってみなよ。こことここに繋げてそれから・・・」
私「やり方教えてもらってもこの作業するのに電気工事士の免許が必要なんじゃないですか?」
I「・・・。」
I「じゃどうすれば良いか設計図書いてあげるからそれ見せて他のプロに頼んでくれる?」
私「あなたもプロの電気工事士さんでしょう(苦笑)だから頼んでるのに…」
私「新たに頼む電気工事士さんにはその人なりのやり方があると思うし、他の電気工事士の設計図を見せて作業だけしろじゃ嫌がるんじゃないですか?」
I「・・・。」

これはもうやる気がゼロだから結果は覆らないなと思い、言いたい事は言わせて貰いました。

私「Iさんがやると言ってたから信義を守って今まで待ってたのに…」
私「できないならできないで、やれないならやれないで、もっと早く言って欲しかった…」
私「4ヶ月近くも待たせておいて、今になってそんな事言うなんて…」

I「今回のは窯の改造だから見積りしろったってもできないんだよ」
私「それなら何で今になって・・・」
私「窯の改造じゃなくて…ただブレーカーから線を引っ張ってきてコンセントつけて欲しいだけなのに…」
同じような事の堂々巡りで建設的な会話になりません。

帰り際に、
私「わざわざ来ていただいてありがとうございました」となるべく明るい感じで言ったものの、どうしても後味悪い見送りになってしまいました。


こんな状況です。
前途多難です。
作品の進捗を待たせてるお客さんと生徒さんには、本当に本当に申し訳ない想いでいっぱいです。
私の人徳が足りない、不徳の致すところ、心からのお詫びを申し上げます。

こんなにも簡単に人を信じて欺かれるお人好しの私です。
だからと言って疑ってばかりでは精神が参っちゃいます。
しばらく時間は掛かるかもですが人を信じれる心に戻りたいです。
またお人好しの性格に戻って皆さんに迷惑を掛けてしまう場合でも、深刻じゃない場合は寛容な心で接してもらえたら嬉しいです。

窯の修理も今月中旬までには直してくれるんじゃないかと思っています。
作品は大事に大切に仕上げますので今しばらくお待ちくださいませ。
よろしくお願いします。

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